スーパーや不動産会社など含め、売上を上げる為の「商売」をしているどこの会社でも
一度は下記のような悩みを抱えた事があるではないでしょうか。
「広告を出してもその広告の前を通る人に目を止めていただけていない」
「利用頻度を高める為に自社のアプリを使ったが、無料なのに利用者が増えない」
企業のブランド力、利用頻度等を高めていただく為に様々な接点をお客様と持つために
工夫して広告を打っているが、そもそも見ていただけず、八方塞がりで、
もう、どういう事に取り組めばよいか分からない、、、
そういった皆さまに少しでも役立ててもらえればと思い、お客様の目を惹きつける見出しとは
という観点から今回はお送りさせていただきます。
実は見出し(ヘッドコピー)でお客様はその広告を読む/読まないを判断するため、
見出し(ヘッドコピー)の変更が最も広告効果に影響します。
いくら内容が良い広告でも、見出しが悪ければ、
効果は激減してしまうという事になります。(とても勿体ない!!)
伝説のコピーライターであるジョン・ケープルズも次のような言葉を残しています。
「いい見出しを思いつけば、ほとんど良い広告ができたも同然だ。」
ここまでで見出しの重要性をご理解いただけたと思うので、
次に成功している広告のパターンをご紹介させていただきます。
ズバリ!一言で言うなら、
ベネフィット(利益)を伝えている見出しです。
その為の有効な手段と成りえるのが、
下記4つの項目です。
・お得
・新情報
・好奇心
・簡単な方法
それぞれ詳細は以下の通りです。
※それぞれ非常に効果があり、皆さんも見たことや聞かれた事があるフレーズ等もあると思います。
1.『お得』
→価格、価値をメインにしている内容
『学生!家族!3年!タダ!』
⇒10年前、この広告を見て、私もずっと使っていたドコモからソフトバンクに変更してしまいました。
この時期からソフトバンクユーザーが大幅に増えたイメージもありますよね。
この見出しを更によくする為には、3年タダになった事によってどうなるのかまで記載すれば更によくなります。
例えば、3年タダになった事により、
・浮いたお金で年1回家族旅行に行けるので、幸せな時間を増やせる、家族から感謝される
・節約した事で自己投資にお金を費やす事が出来た
等、惹きつける為にはベネフィット(利益)を分かりやすく伝えると効果が更に高まります。
2.『新情報』
→新しい情報によって惹きつける内容
『新、伊右衛門、新、百年品質』
ここで、『新情報』を利用したテンプレートを8つ記載させていただきます。
1.「ご紹介」で始める
⇒ダイソンで前年比売上3倍に!
2.「発表」で始める
3.「発表のニュアンス」がある言葉を使う
⇒実績:国内シェア6割、圧倒的No.1シェア ※三井不動産商業マネジメント株式会社
4.「新」で始める
⇒実績:市場参入は後発ながら、国内シェア2位! ※吉田満梨
5.「いま、さあ、ついに」で始める
6.「とうとう、いよいよ」で始める
7.「日付や年」を入れる
⇒実績:4か月で8.4億円売上、完売! ※カゴメ株式会社
8.「ニュースネタ風」風にする
⇒実績:20年以上にわたり、国内シェアNo.1 ※伊藤園の「お~いお茶」
皆さんも収益拡大の為に、定期的に新しい取り組み等をされているかと思われますので、
お取引先のお客様にその認知を行われたい際、上記を是非ご活用いただければと思います。
3.『好奇心』
→エピソードトーク、ギャップなどが有効
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて、慶應大学に合格した話』
1. 天(理想)と地(現実)のギャップ
2. 短い期間
両方を上手く組み合わせて使われている。
4.『手っ取り早く簡単な方法』
→少しでも早く、簡単になる方法が人は興味が持ちやすいようです。
『お支払いはタッチするだけ!』
→最近、キャッシュレスが流行していますが、まさしくこれは皆さまも聞いた事があるのではないでしょうか。
私も実際この広告のお陰でキャッシュレス生活に移行し、すごくスムーズに早く出来るようになり、
快適になったと感じています。
⇒最近だとアプリを導入されている企業も多いと思いますが、
『取引状況が携帯で確認出来る!』『最新情報が即配信!』
など、そのアプリを使って簡単に出来る事をお伝えいただく事も
アプリとしての広告効果はとても良いと思われます。
実は、このような見出し(ヘッドコピー)は今まで戦後、数千、数万と打たれてきた広告データを元に
どういったフレーズであれば成果が上がっているかの結果を見た際の共通点となります。
成功している広告を真似するのが、楽に効果が出る一番の方法かと思われます。
ですので、皆さんも、広告を出す際は見出しに力を入れていただき、
その見出しが下記に当てはまっているかを是非ご確認下さい。
- 「お得」な情報か
- 「新情報」に当てはまるか
- ギャップなどにより「好奇心」を持っていただけるか
- お客様の手間を省ける「簡単な方法」となっているか
上記をご考慮いただけると、見出しでお客様の目を惹きつけられる可能性が高まり、
広告などを出す際の費用対成果を高められるが可能性が高まるかと思います。
次回は「上司へ意見が通りやすくなる提案書とは?!」に関して配信させていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
<追伸>
実は、上記だけでも効果はあるのですが、ベネフィット(利益)を伝える上で最も有効なのは、
得をする情報より、なんとしても避けたい嫌な事や面倒な事を回避できる情報と言われております。
なぜなら、人は得をしたい=今より良くなりたいという気持ちよりも
損をしたくない、苦しみたくない=今より悪くなりたくないという気持ちの方が、2.5倍強い為です。
これはプロスペクト理論と言われております。
例えば、皆さんは下記の場合、どちらを選ばれますでしょうか。
●くじA:100%の確率で4,000円をもらえる
●くじB:80%の確率で5,000円をもらえるが、20%の確率でハズレ(0円)。
恐らくAをご選択いただいたのではないでしょうか。
Aの方がBに比べて失う確率が低く、100%得られるという事が分かっているからです。
これは、人間の本能として備わっているリスク回避能力から発生してきた理論です。
他にもこういった人間の本能として備わっている事に基づく
マーケティング理論がございますので、また定期配信でお伝え致します。
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